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岡山大学経済学部夜間主時代の後輩が人生相談に来てくれました。

若い時には、自分の未来がまだまだ長いし、未来のことは見えないので、様々な機会に悩みを抱えることがあります。大学時代の後輩が人生相談に来てくれました。彼は人とコミュニケーションをとることが少し苦手なキャラクターを持っています。

彼は大学時代に熱心に運動部の活動をしてきました。そのトレーニングの過程で自分に自信を持てた瞬間があったようです。アジア大会で優勝するなど結果も残しています。そんな彼が普通の企業に就職した後、その仕事は自分のやりたいと思う仕事はではないと感じたため、これからどうしたらいいかということでした。

最近の失業率はとても低く、岡山大学を卒業した学歴も含めて、あまり選り好みをしないのであれば、就職することは難しくありません。しかし、最近に若い人たちがいう、「自分のしたい仕事」というのはとても難しいテーマです。

以前であれば、頻繁に転職した経験がある者の履歴書は、あまり人気がありませんでした。すぐにやめる可能性が高いからです。最近の転職歴はスキルが高いことの証明であったりするようです。彼の履歴書を企業はどのように評価するでしょうか。

しかし、自分で起業することも若い人たちの間ではやっているようです。私が26歳の時に立ち上げた寿晃整骨院も起業だと言えます。中小企業白書(2017年)によると、起業後の企業生存率は、起業から1年で95.3%、2年で91.5%、3年で88.1%、4年で84.8%、5年で81.7%です。起業から5年で中小企業の約20%は、廃業するというデータです。世界に目を向けると、5年の企業生存率はアメリカ48.9 %、イギリス44.5 %、ドイツ42.3 %、フランス40.2 %なので、世界はもっと企業間競争が厳しいか、起業が簡単なのでしょう。

会社が存続の危機に立たされる理由として、①後継者問題、②業績の悪化、③資金繰りの悪化、④人手不足、⑤地震・台風などの自然災害による事業への影響などがあげられます。自分が働き続けたいと思っていても会社自体の存続も厳しい時代となりました。

そんな彼が私に相談してきたのは、自分の生きがいとしてこれから仕事を決めるにあたって、運動部のトレーニングで体の使い方などに興味を持ったため、理学療法士か柔道整復師、鍼灸師を目指すのはどう思うかということでした。まず、人とのコミュニケーションが苦手であれば、人の身体の苦しみを取るこのような職業には向かないことを伝え、特に理学療法士は医師とのコミュニケーションも大切になってくるので、自分の思うように患者さんへの施術を勧められない可能性についても伝えました。そして柔道整復師や鍼灸師は、レッドオーシャンと言われる競争が激しい業種なのでそんな苦労をするべきではないと伝えました。私は、彼の能力がテストや論文などの紙やディスプレイに向き合う時にその高い能力が発揮できるように思えました。

そこで、税理士になることを提案しました。資格試験は難しいのですが、資格を取ってしまえば独立起業でき、会社の社長とのコミュニケーションは大切ですが、基本的に仕事はディスプレイに向いてする仕事が多くを占めるように思います。そのため、税理士になって多くの会社の経営を改善するのはどうですかと伝えました。彼もなんとなく自分の道が見えたようで、税理士資格取得を目指すことになりそうです。今後の彼の活躍を祈りたいと思います。

じゅこうさん 木下広志

追伸…

私は毎年資格試験のための勉強をしようと考えています。昨年は登録販売者の試験に合格しましたが、今年のテーマは宅建でした。下のAI実力スコアの通り、模擬試験では十分に点を取れていたはずの民法でつまずき、今年の試験は失敗したように思います。来年もう一回リベンジします。