タイ古式マッサージの短期コースの受講をしてきました。30時間で13000バーツ。8時から17時まで4日間毎日の講義でした。高いでしょうか、安いでしょうか。10年ほど前は、円を1/3するとバーツ金額だったそうですが、最近は円安で1/4以下になっています。昔の金額を見ると9000バーツだった短期コースで円に換算すると27000円ほどだった価格が、値上げと円安の影響で55000円ほどと2倍になっていました。
航空券はsky scannerで探し、Trip.comを使って上海経由の中国東方航空を利用して往復で43000円、ホテルは1泊約3500円で6泊22000円ほどでした。ドミトリーとかホステルと言われる一部屋に2段ベッドで6~8人ほど泊まるところであれば1200円ほどで泊まれますが、さすがに6泊の間、荷物を管理するのが難しいと思い1人部屋を予約しました。ただ、トイレとシャワーは共用です。
経由地の上海浦東国際空港では、2時間ほどの乗り継ぎで、あっという間にバンコク行きの飛行機の時間になりました。35年前に上海中医学院という鍼灸の学校に2週間ほどの短期コースで中国式の鍼灸治療を学びに行ったことがあって、その時の上海とはずいぶん変わっているんだろうなと思いつつ、長い乗り継ぎ時間の飛行機にして上海の街を見学しようとも考えたのですが、今回は遠慮しました。
福岡から上海の飛行時間は2時間ほどで、その間に軽食をサービスしてくれるのですが、なぜかその後のバンコクへの4時間の飛行時間では飲み物しか出ませんでした。飛行機は無事、タイのスワンナプーム空港に到着しました。この空港は日本のODAによる援助で2006年に完成したようです。ここからバンコク市内へはエアポートリンクという地下鉄があり、私のホテルへはマッカサンという駅で別の地下鉄路線のMRTに乗り換えになります。
飛行機の到着が夜の1時だったので、地下鉄の始発まで4時間ほど待たなければなりません。ホテルを取ることもできましたが、4時間ほどのために1泊分のお金がもったいないと思い、空港のベンチで夜を明かしました。日本のYahooショッピングですぐに使える携帯電話のSIMカードを買っていたのですが、iPhoneに合わないと勘違いしてしまい、タイでも8日分のカードを買いました。もったいない。アメリカ留学時に余っていた100ドルをタイバーツに変えてしばらく生活できました。
朝、5時には地下鉄も動き出したので、まず大きな荷物をホテルに預けることにしました。ホテルは黄金の涅槃像で有名なワットポーと呼ばれる寺院の近くで、MRTのSam Yot駅の近くにあります。ホテルの部屋はとても清潔でニオイもなく快適でしたが、湿気は多いと感じました。部屋にエアコンと換気扇はついているのですが、カードキーを抜くと部屋の電源が落ちるようになっているので、日中外出している間に干している洗濯物は全く乾きませんでした。洗濯機は貸してもらえたのですが、設定が乾燥完了までいかないようで、半乾きの洗濯物を日本から用意していったロープと洗濯ばさみで部屋干しです。乾くのに2日ほどかかるのでちょっとくさかったです。
そして、歩いてワットポー寺院に向かい、寺の中にあるはずの「Wat Po Traditional medical and Ayuravate association」という学校を目指したのですが、寺の境内ではなくて門の外にありました。ワットポー、ワットアルン、ワットプラケオというタイ3大寺院に挟まれるようにある場所でそこは食事をするにも便利な場所でした。毎日タイの屋台のおばちゃんが作ってくれる食事を食べていました。
そんな感じでタイの一日目が始まりました。とてもワクワクしています。
じゅこうさん 鍼灸師 木下広志