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コーヒーミルの修理をしてみました。治すのは私の天職かも…

家庭用のコーヒーミル「Kalita ナイスカットミル」を5年ほど前に購入しました。家庭用としては評価の高いモデルです。自宅で使っています。数年間は調子よく動いてくれたのですが、3か月ほど前にヒューズが切れました。とりあえず、本体の下に付属していたヒューズを交換して使っていたのですが、最近、また切れてしまいました。

最近ではネットやYouTubeで、簡単に症状を調べることができます。頻繁にヒューズが飛ぶときには、モーター部分がカーボンによって汚れていることがあるようです。また、長く使用しているとモーターに電気を流すカーボンブラシが劣化していることもあるようです。

このYouTubeは結局治らないので、ガクッとしますが、手順がよくわかります。YouTubeの動画を参考にモーター部分を開けてみました。ねじを緩めれば簡単に開けることができます。モーター部分を露出させてみると銅線のコイルは、カーボンの粉で真っ黒になっており、その周辺も真っ黒でした。電気ドリルなどにはモーターの部分に穴が開いていて、モーターから飛び散ったカーボンの粉を外に排出することができます。しかし、このナイスカットミルは、コーヒー豆という食品を粉にするためなのか、モーターは密閉されており、カーボンの粉は外に排出されるようにできていません。

家の中でこの分解作業を続けることは台所の机を真っ黒にして、私の最も恐れている智子先生の怒りを買う可能性があると考え、新聞紙にくるんで玄関の外まで持ち出し、以前に購入していたパーツクリーナーと呼ばれる車の部品をクリーニングするスプレー式の洗浄液でモーター部分を徹底的に洗浄しました。

YouTubeの動画によると、カーボンブラシがすり減ってモーターが動かなくなることもあるようで、私も修理前に予備のカーボンブラシを購入して準備していたのですが、私のコーヒーミルはカーボンブラシ自体のすり減りは無いようで、クリーニングだけで再度組み立てました。再組立てにはカーボンブラシを糸で引っ込めてセロハンテープで止め、モーター軸を機械に挿入するというちょっとしたテクニックが必要です。

そうすると、これを運んでいる最中に、2㎝ほどのカーボンブラシを抑えるバネがどこかに無くなってしまいました。机の下はもちろん、玄関まで歩いて行った経路などを懐中電灯を持って探しまくりました。運よく玄関の外に落ちているのを発見できました。

作業完了後、ヒューズを交換、ドキドキしながらスイッチを入れる儀式を行いました。私の祈りが通じたのか、無事にモーターは起動し、ヒューズが飛ぶことは無くなり、家でも美味しいコーヒーが飲めるようになりました。

ちょっと寒くなり、冷たいコーヒーよりも温かいコーヒーが美味しく感じます。秋ですね~

じゅこうさん 鍼灸師 木下広志