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タイ旅行④ 世界遺産アユタヤ遺跡と戦場にかける橋(クウェー川鉄橋)

タイ古式マッサージの学校の研修の合間に土日の休みが入りました。この休日を利用して世界遺産に登録されているアユタヤ遺跡と戦場にかける橋に出かける予定を立てました。

アユタヤ遺跡へは、地下鉄(MRT)始発の6時に乗り込み、バンスーン駅で下車します。この駅は2023年に新規開業したクルンテップアピワット駅とつながっていますが、巨大な駅なので乗り換えと切符購入に20分ほどかかります。アユタヤへは、午前7時10分発の特急に乗ることが逆算するとぎりぎり可能です。この後の7時30分にも特急があります。3等車は扇風機、1,2等車は冷房が効いていますが、120バーツほどと高額です。

料金は私の乗った3等車は、24バーツ(100円)でした。混雑することもなく快適な旅でした。朝早かったので朝食を食べる時間がありませんでした。日本を想定して駅の構内の売店で何か買おうと思っていましたが、なぜか駅に売店はありません。でも、車両内に駅弁を売りに来てくれました。タイ米の上に卵焼きが乗ったオムライスは、日本米に慣れた日本人には正直おいしいとまでは言えませんが、十分に空腹を満たしてくれました。ミネラルウォーターとお弁当で40バーツ。160円。

アユタヤまでは直線で50㎞。時間にして約1時間の旅でした。途中の風景に目をやりながら、大きな大仏やお寺、学校らしき建物、普通の民家、バナナ並木などを見ているとあっという間にアユタヤ駅に到着しました。アユタヤ駅で大学の教授と待ち合わせです。教授は現在タイのランシットという町の大学で半分休暇、半分研究をしておられます。外見からは想像できない繊細な心を持っておられるので、さぞやお疲れだろうと思っていたら、とても元気な姿で駅に立っておられました。

教授はお金持ち(たぶん…)なのでGrabというアプリで800バーツ払ってタクシーできたそうです。このアプリを使えばあらかじめ料金が表示されるのでぼったくられる危険はないそうです。私もフィリピンへ5年前に行った際お世話になりましたが、今回の旅ではほとんど地下鉄のお世話になり、使用しませんでした。タイでは交通渋滞が頻発しており、慣れていないと渋滞に巻き揉まれるのですが、地下鉄なら安心です。

さて、アユタヤ遺跡ですが、アユタヤ駅を降りるとトゥクトゥクの運転手が声をかけてきます。どのくらいの値段が妥当なのかよくわかりませんが、彼らは4時間1200バーツで8か所の遺跡を回るコースを勧めてきます。レンタル自転車は50バーツで一日借りることができ、運動習慣のある私は平気ですが、教授はしんどそうです。

トゥクトゥクは旅行者価格になっていることを覚悟しておかなければなりませんが、一日楽しく観光するのに効率よく回りたいものです。とりあえず100バーツ値切って4時間コースをお願いしました。二人で1100バーツなので一人2000円ほど。

でも、私は油断しました。帰りはバスで帰ることにしていたのですが、親切にもトゥクトゥクの運転手が切符を買ってきてやると言います。ちょっと疲れていたのか、親切心を信用してしまい25バーツほどのチケットに100バーツほど支払っていました。最後まで油断はできなせん。

アユタヤ遺跡では、レンガ積みの仏塔や壁が所々崩れており、その廃墟の様子が宮崎駿さんのアニメ、天空の城ラピュタに出てくるロボット兵のいるラピュタ城のようにも見えます。特に破壊されて仏像から落ちた仏様の頭が木の根に守られるようにある「ワット・マハータート遺跡」は、映画の最後で大きな飛行石が木の根に囲まれているシーンを思い起こさせます。

一旦、バンコクに戻りました。タイの暮らしが長い教授はタイ料理に飽きているかもしれないと考え、インド料理を食べに行くことにしました。日本にあるカレーとナンのレストランとは違いますが、ビールとカレー、サモサでお腹いっぱいになりました。教授は地下鉄MRTのサムヤーンという駅に近い三つ星ホテルを予約していました。私はそこから地下鉄2駅分4㎞ほどを歩いてホテルまで戻りました。夜の街もあまり治安が悪い印象はありません。

翌日はクウェー川鉄橋へ出かけます。長くなったので、次回に続きます。

じゅこうさん 鍼灸師 木下広志