プラハに到着しました。プラハという町はスパイものの映画になぜかよく登場します。私の大好きな映画「007/カジノ・ロワイヤル(2006)」の冒頭で、ダニエル・クレイグが、殺人許可証であるダブルオーをもらった後の最初の殺人をプラハでやらかします。もう一つの有名なスパイもの映画といえば、トム・クルーズ主演の「ミッションインポッシブル」です。この第1作の最初に登場するのは、プラハの大使館で、このロケ地はプラハの国立博物館。
また、冒頭の写真に挙げた有名なカレル橋で裏切者のジョン・ヴォイト(ジム・フェルプス)が偽装死亡します。

今回の旅では、この街に3泊していろんなところを見て回る予定です。ベルリンを朝7時ごろの電車でプラハまで移動です。時間は4時間ほどかかりました。基本料金はユーレイスパスに含まれていて無料です。特急料金(5.2€)のみ追加で支払うのですが、前もって日本で予約していました。

ユーレイスパスはあらかじめ日本で「klook」を通じて購入。私は失敗した部分がありまして、2か月のうち、10日間の意味は、連続する10日間ではなくて、使用する日が10日あるということでした。私の予定では移動日以外に使用しないので、4日分あれば十分でした。旅行期間ということになるとロンドンを出発する日(2月9日)からプラハを飛び立つ日(2月17日)までの9日間分が必要だったので高いチケット(¥73,571)になりました。

そして、プラハの街にある今日からお世話になるホステルに向かいました。チェックインには早かったのですが、荷物を預けて身軽になりました。荷物を預けることを英語で「Can I leave my luggage here?」となるのですが、「leave」の意味は、立ち去るとか離れるになるので、すっごく違和感があります。いま、翻訳ソフトで調べていると「check」でもいいようなので、次からこちらを使おうっと。
ホステルの名前は、「Luma Terra Prague」です。Agodaで予約して1泊¥3,000程度、とても清潔で居心地のいいホテルでした。食堂ではお湯や食器、カトラリーも自由に使用することができ、旅費の節約にも最適でした。



私は、No.6の上側のベッドだったのですが、もう年なのではしご階段を昇るのが大変だから下に変えてくれるようお願いしたのですが、ダメでした。下にあるロックのかかる箱に荷物を入れます。なのでこのような旅には南京錠のような鍵が必要だと思います。買うこともできますが、もったいないので100均で買っていきましょう。
とはいえ、ホテルを一歩出ると、それはヨーロッパの街。外壁はこんな感じです。

青木さんという、怪しい日本人もいました。

さて、観光に出かけます。まずは旧市街を抜けて、カレル橋からプラハ城に向かいます。プラハ城は、10世紀に建設され、神聖ローマ皇帝の居城であったこともあり、現在はチェコ共和国の大統領府があるそうです。世界でも最も大きい城の一つで、約70,000㎡と東京ドームの1.5倍の面積があります。
旧市街広場にある、どこかで見たことがあるような塔。とても有名な天文時計がある塔です。

天文時計。ある種のからくり時計ですが、時計の上の小さな窓にいる人形がくるくると回るだけでした。からくり時計と大きな塔のある市庁舎(旧市庁舎)。まるで私の住む倉敷市のようです。

カレル橋には聖人たちの銅像が立ち並んでいます。この像は聖ヤン・ネポムツキーさんです。(ボヤッキーさんに聞こえるのは私だけでしょうか)この犬のレリーフに触ると幸せになるとされ、多くの人が触っているため、その部分だけが金色に輝いています。

私が気になったのは、フランシスコ・ザビエルの像。この像は十字架を神に向けて聖人とされていることはわかるのですが、下敷きにしているのはアジア人やアフリカ人のように見えます。彼はアジア人たちの犠牲において信仰を貫いたのか。ちょっと疑問に思えた像でした。


プラハ城内には、さまざまな建物が集まっており、宮殿や庭園だけではなく、大聖堂や修道院、博物館なども含まれているのが特徴です。聖ヴィート大聖堂のステンドグラスはとても美しく、パリのサント・シャペルを思い出されました。カトリック教会は本当にお金持ちだったことがよくわかります。プラハ城の規模とそこに至るまでの街並みがとても落ち着いていて、高低差があることから屋根の景色も美しく映画の舞台にしたくなることがよくわかります。

これが入り口で、落ち着いた衛兵たちが守っています。しかし、真ん中には機関銃を持った兵隊もたっており、ちょっと緊張感があります。さすが多くのスパイが跋扈した街だと感じました。門の上にはこん棒とナイフを持った人が、誰かを痛めつけようとしています。日本の門にも恐ろしい形相をした仁王像やその足元には天邪鬼が踏まれていたりもしますが、それはあくまで邪を退ける意味であって、このように具体的な人間を傷つけるようなものではないとも考えます。それにつけても天候に恵まれました。長くなったので、次のブログに続けようと思います。











