早朝のSt Pancras International駅
イギリスへの入国はETAという入国申請が必要でした。旅行目的であれば、簡単にネット申請できます。イギリスはEUを脱退したので、イギリスからフランスに入国するには再度入国審査や税関などを経なければなりません。EUへの入国は日本のパスポートで、入国できるようでした。EUでもETIASという電子申請手続きが始まるということでしたが、2026年にずれ込んでいるようです。ロンドンとパリというとかなり遠いイメージがありますが、実際の距離は福岡から鹿児島くらいではないでしょうか。日本は意外にも広いです。

福田成康氏のnoteチャンネルを参照させていただきました。https://note.com/seikohfukuda/n/n4880df47bc74

今日は2025年2月9日です。1月28日に日本を出発し、13日目となりました。ロンドンのSt Pancras International駅を午前8:01出発のユーロスターに乗車、たった3時間30分ほどでパリのParis Gare du Nord駅に到着です。


このParis Gare du Nord駅周辺は治安が悪く、観光客と見ると、たばこを売ることを入り口にして、スリや何かの詐欺を仕掛けてきているように見えます。特定の民族を責めるつもりはありませんが、意外と若い女性によるスリが多発しているようです。背に腹は代えられないとは思いますが、お気を付けください。

そのような人たちをかき分け、この治安の悪い地区のど真ん中にある安宿に行き荷物を預けました。荷物を預かってもらうにもお金が必要なようです。ちなみにヨーロッパではトイレに入るときも1ユーロほどですが、お金が必要です。
今日はあの印象派の絵がたくさんあることで有名なオルセー美術館に行くことにしました。今の季節は冬なのでヨーロッパは観光シーズンではありません。これから行く予定のオルセー美術館、ルーブル美術館、ベルサイユ宮殿は前日に予約を取っています。オンシーズンの場合、もう少し早めの予約が必要かもしれません。


清貧の農民画家といわれたミレーの作品は、ゴッホにも影響を与えたとされ、農民の生活苦を表現し、政治的な意味を持つのではないかと警戒された時期があったようです。この『晩鐘』はミレーが1860年に1000フランで売却したそうです。今ではどれほどの価値となっているでしょうね。ミレー作品にプロテスタンティズムに通じるものを感じ取ったアメリカ人や、偉人伝に影響された日本人の間では、フランス以上にミレー熱が高まったようです。

日本人が見ると結構びっくりするような絵もあり、フランス文化とは?という疑問もわきました。

あの有名なオルセー美術館の窓の時計を内側から見る食堂。オルセー美術館はもともと1900年のパリ万国博覧会のために建てられたオルセー駅を美術館に改修したそうなので、大きな時計があるらしい。

みんなゴッホに興味津々

こんな美しい部屋も
明日はルーブル美術館へ行きます。お楽しみに
じゅこうさん 木下広志